持続可能なイノベーションに関する弊社の歴史

Caterpillarは当初から、お客様のためになる製品やサービスを提供し、私たちが生活し仕事する環境やコミュニティの質を継続的に改善するとともに、より良い、より持続可能な世界の構築に貢献してきました。 

1906

1906年、Benjamin Holtは、最終的に非効率的な蒸気式ブルドーザに取って代わることになる、初めてのガソリン式ブルドーザの試験を行いました。彼の発明は「Caterpillar」と名付けられ、機械のより効率的な動力源を模索する終わりなき旅の第一歩となりました。

ガソリン式のブルドーザ試作機の試験を行うBenjamin Holt。
ガソリン式のブルドーザ試作機の試験を行うBenjamin Holt。

1910

再生は弊社のDNAの一部だと言えます。弊社の前身企業2社のうちの1社であるHolt Manufacturing Companyは、1910年にはすでに機械のリビルドと再販を行っていました。こうした機械の1台は、今日でも当初のお客様のご家族が所有しておられます。

アルゼンチンのあるお客様が元々所有していたHolt 45ブルドーザをリビルドした機械。
アルゼンチンのあるお客様が元々所有していたHolt 45ブルドーザをリビルドした機械。

1930

1930年代に、Caterpillarブルドーザは、ブタンやプロパンなどの代替燃料で作動するよう変更されました。カリフォルニア州ハンフォードで稼働していたこのCaterpillar 70ブルドーザは、ブタン燃焼機能を装備していました。Caterpillarは同じ1930年代に、ガソリンエンジンを天然ガス燃焼式に転換し、既存のお客様がガソリン式の60トラクタを「最新化」できるようにするディーゼルエンジン変換キットを販売しました。 

カリフォルニア州ハンフォードで灌漑用水路を構築している、ブタン燃焼機能を装備したCaterpillar 70ブルドーザ。
カリフォルニア州ハンフォードで灌漑用水路を構築している、ブタン燃焼機能を装備したCaterpillar 70ブルドーザ。

1955

1955年、D9はターボチャージャ付きディーゼルエンジンを搭載した初のCAT®機械となりました。ターボ過給技術は、排気ガスを捕捉して再利用し、燃料消費量と排出ガスを低減しながら出力を上げるものです。

イリノイ州中心部でI74建設作業中のCAT D9トラクタ。
イリノイ州中心部でI74建設作業中のCAT D9トラクタ。

1973

低コストの修理オプションを求めるお客様の声から始まったサービスは、Caterpillarで最も活気に満ちた事業部の1つであるCat Remanに姿を変えました。1973年に、アイオワ州ベッテンドーフでCaterpillar初の再生工場が生産を開始しました。

アイオワ州ベッテンドーフにあるCaterpillarの再生組立てライン。
アイオワ州ベッテンドーフにあるCaterpillarの再生組立てライン。

Caterpillar初のディーゼルエンジン試作機「Old Betsy」は、スミソニアン研究所に寄贈される前に復元され、1973年当時の一連の厳格な排出ガス試験を受けました。その将来を考慮した設計のおかげで、Old Betsyは製造40年後でも1973年の排出ガス基準をほぼ満たす結果となりました。

Caterpillar初のディーゼルエンジン試作機「Old Betsy」
Caterpillar初のディーゼルエンジン試作機「Old Betsy」

1994

Caterpillarは1994年から1995年にかけて、777C自律型鉱業用トラック試作機の最初の2台をテキサス州の石灰岩採石場で稼働しました。その結果、両試作機は2.6マイルのコースで5,000を超える生産負荷を問題なく運搬し、自律運転が安全性を向上することを証明しました。

テキサス州の石灰岩採石場で稼働する、CAT 777C自律型鉱業用トラック試作機の最初の2台。
テキサス州の石灰岩採石場で稼働する、CAT 777C自律型鉱業用トラック試作機の最初の2台。

2019

2019年、Caterpillarは世界初の高位置スプロケット電気駆動ドーザであるD6 XEを発売しました。このドーザは、生産性の向上と同時に、大幅な燃料節約と効率アップを実現しています。

世界初の高位置スプロケット電気駆動ドーザであるCAT D6 XE。
世界初の高位置スプロケット電気駆動ドーザであるCAT D6 XE。