アフリカにおけるCaterpillar

アフリカは、世界で最も経済成長が著しい地域です。新しいビル、住居、道路が必要であり、また、豊かなエネルギーと清潔な水を利用できるようにすることも求められています。

Caterpillarとアフリカのつながりには、100年以上の歴史があります。アフリカでは、当社ディーラ13社が52か国144都市で事業を展開しており、Caterpillarとディーラを合わせて15,000人の従業員が働いています。当社とお客様にとって、アフリカは重要な市場であり、成長の機会がもたらされる場です。

Caterpillar Foundationは、2010年以降アフリカに6,500万ドル以上を投資してきました。これらの投資により、何十万人もの人々が教育の機会、清潔な水、衛生設備、マイクロファイナンスの恩恵を受けています。

Caterpillarでは、お客様が成功することが当社の成功であると考えています。南アフリカのヨハネスブルグにあるアフターマーケット部品流通センターを活用して、当社の支店、ブランドファミリー、および独立系Cat®ディーラは、地域に合わせた、付加価値のあるソリューションをアフリカのお客様に提供し、現在と将来のニーズに応えています。

当社のお客様は、インガダムの建設、スエズ運河の拡張工事、コンゴとネフド砂漠の間を走る鉄道の敷設など、大陸中で実施された数多くの大規模プロジェクトに貢献しています。当社がアフリカで初めて販売した製品は、1903年にジンバブエの現在のムタレで販売したHolt蒸気トラクタです。最初の当社ディーラは、1926年にチュニジアで指定されました。アフリカでの当社の歴史について詳しくは、以下をご覧ください。

現在、当社はディーラと協力しながら、マイニング、エネルギー、およびインフラストラクチャの分野でお客様のサポートを続けています。

アフリカでの整備者のキャリア

アフリカの建設業界で健全な発展を実現するには、優秀なオペレータが欠かせません。アフリカの極度のインフラストラクチャ不足を解消するには、より良い道路の建設や電気の普及の要望に応えることができる、教育を受けた現地の労働力が必要です。そのような労働力には、平和的で持続可能性を向上させる開発の課題に応えることができ、地域の発展に貢献できることが求められます。

インフラストラクチャへの投資と同様に、教育への投資も重要です。Caterpillarは、建設業界で建設機械類のメンテナンスや操作などの業務を担当するために必要な基本的技術スキルを提供するオンライン学習プラットフォーム"Technicians for Africa"（アフリカのための整備者）を提供しています。

詳細

アフリカでの当社の歴史について知る

アフリカで販売された最初のHolt製品（1903年）。会社が創業した頃から、Caterpillar製機械の販売とアフターマーケット部品サービスは、ディーラによって運営されていました。チュニジアにあるこのようなディーラの1つParenin（現在のM.T.I Cat）は最も古いディーラです。Pareninは、1912年に最初のHolt Caterpillarガソリン駆動ブルドーザをアフリカで販売しました。

北アフリカでHoltコンバインハーベスタを引っ張るHolt 60トラクタ（1912年）。

北アフリカでプラウを引っ張るCaterpillar 2トントラクタ（1925年）。

アフリカに輸出されたCaterpillarトラクタ（1926年）。1920年代まで、Pareninは、チュニジア、モロッコ、アルジェリアでHolt Caterpillarブルドーザとコンバインハーベスタを販売していました。それ以前に、Caterpillarとディーラは、南アフリカのポートナタルで最初のガソリン駆動Holt Caterpillarトラクタのお客様をサポートし（1913年）、1914年5月まで南アフリカの農場で当社の機械を使用する農民をサポートしていました。

アフリカで販売された最初のCaterpillarディーゼルトラクタ（1933年）。1933年、最初のCaterpillarディーゼルドーザがアフリカで販売されました。

チュニジアのラグレット港に降ろされる最初のCaterpillar D4トラクタ（1938年）。

CAT製品を使用してマナギルダムの建設を支援する当社のお客様（1957年）。1957年から、マナギル灌漑プロジェクトの建設作業でCAT機械の使用が開始されました。88台のCaterpillar製機械と3台のCaterpillarエンジンが青ナイルから160マイルの運河の建設を支援し、300,000エーカーの砂漠地帯を肥沃な大地に変えました。

アフリカのカメルーンでお客様のD8Hドーザに現場サービスを実施するCatディーラ（1975年頃）。

パイプレイヤアタッチメントを装着したCaterpillar D7トラクタ（北アフリカ、1950年）。

スエズ運河の拡張工事に使用されるCAT D8トラクタとNo. 80スクレーパ（1956年）。

1959年、CAT機械はアフリカのジャングルを貫く鉄道の建設に使用され、この地域のマイニング機会の開拓に貢献しました。コンゴ共和国、ガボンの一部、中央アフリカ共和国に広がるジャングルを通過する180マイルの鉄道建設プロジェクトで、それまで使用されていた一群の旧型Caterpillar製機械に加え、No. 456スクレーパ、No. 12モータグレーダ、No. 463スクレーパを装着したD8、D9、DW20ホイールトラクタなど56台の新しいCAT機械が投入されました。これらの機械の多くは、その後、この地域のマンガン採掘に使用されました。